先日、地元公民館の語学講座を体験してみたのでその話を書きたいと思う。
公民館の語学講座って何?
公民館というと、高齢者が集まって趣味のサークル活動を楽しむ場所というイメージがないだろうか?確かに高齢者は多い。
そして語学講座関していえば、やっぱりダントツ人気は英語だろう。地元の公民館の場合、1時間程度の英語講座が月1で、クラスは初級者クラスと経験者クラスに分かれている。
うちの地元公民館の英語講座は昔からあり、 7~8年ほど前にも参加したことがあるが、当時参加者の中に非常に癖のある高齢男性がいた。彼はまず周囲の面子を見るなり「ここは(先生除いて)ジジババばっか。」と参加者の前で(当時私、30代だったんだけど・・・)暴言を吐き、その後自分の海外旅行体験談をひたすら日本語で話し続けるというめんどくさい人間だった。
そんな経験があってずっと敬遠していたのだけど、自分自身歳をとって些細なことであまり落ち込まなくなったことと、オンライン英会話を続けて人前で下手な英語を人前で話すことに抵抗感がなくなってきたので久々に参加してみたのだ。
公民館の英語講座を体験してみたい人へのアドバイス
クラス分けがある場合だが、英検3級以上の英語力を持ってる方は初級者対象クラスを選ばない方がいい。なぜなら公民館の講座というのは基本、無料か格安の受講料で、かつ参加者は年齢層高めだ。
想像してもらったらわかると思うが、初級者クラスには本当に英語の基本が全く分かってない人も来る。その人たちのスピードに合わせるので授業が全く進まず、時間の無駄になってしまう可能性があるからだ。
一方経験者クラスになると、現役時代、英語をバリバリ使っていた人も参加していて焦るが、普段の生活で日本人が英語話してるのを聞く機会ってあんまりないからこういう機会は貴重だと思う。
気をつけてほしいのは公民館の語学講座に過度な期待はしないことだ。週1・月1程度の公民館の英会話だけで英語力伸ばすなんて無理だと思う。
現役世代にとっての公民館英語講座のメリット
講座の参加者の多くは現役を引退した日本人だ。現在の若い人は発音はすごくキレイだし、留学経験や外国人の友人がいる人も多く海外事情にも詳しいので、現役世代にはあまり魅力がないと思うが、これはこれでメリットがあるのだ。
まず、私の行った英語講座はテキストを使わないので全く予習ができない。できたらちょっとぐらいカッコいいこといってみたいとかそんな欲が出るのだけど、それができない。
当日プリントを配られて課題をやるのだけど、何が出るのかまったくわからない。そしてそのプリントに基づいた課題を一人ずつ発表していくのだけど、これが冷や汗ものなのだ。知らない人たちの前でしどろもどろになりながら英語を話すという体験は非常にキツイが、結局、語学上達って何もできないみっともない自分を受け入れることから始めないといけないと思う。
直接語学力を伸ばすためでなく、参加して不甲斐ない自分を体験してそこでどうしたらいいんだろうって考えるきっかけになることは自分の成長にとって大切だ。
そしてもう一つ。地域の公共サービスというものを知るきっかけになる。それは自分が今後この街に住み続けたらどんな生活を送るのか想像できる。
そんな先のこと考えたくない?
でも歳をとるのはあっという間だ。知っていたらざっくりとライフプラン立てやすくなるんじゃないかな。