Walking in my town

40代主婦が日常の話を書いていきます。

母の日に本当に欲しいものはこれだ!

 

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 もうすぐ母の日なので、店頭にはたくさんのカーネーションが並んでいる。世間ではこの日って「母の日」と「妻の日」がごっちゃになってしまっている気がするのだけど、細かいことは気にしないw。

 確かにカーネーションをもらうのはうれしいけど、それよりも私にはもっともっと欲しいものがあるんだよね。お金はかからないけどちょっと難しいこと。

 

 それは「名もなき家事」への共感。


 名もなき家事って言葉きいたことあるかもしれないけど、「掃除」とか「洗濯」とかそういう括りにはいらないちょっとした雑用のことだと考えてる。

 

 例えば、日用用品が切れたら補充するためにどれがないのかチェックするとか、資源ごみに出すための分類とか、日常生活を送っているとそういった「1回1回は大したことないけど、回数が重なれば負担になってること」が意外とあるのだ。

名もなき家事は家事と呼ばれているものより負担になってる。

 「掃除」「洗濯」「料理」というのは手の込んだことをしようとするとどれも時間がかかるものだけど、毎日やることというのは手順が決まっていてやればやるほど効率もあがっていくのでそこそこのレベルでよいなら、慣れるとさほど負担ではない。

 しかし上のような名もなき家事というのは家事としてみなされてないから、まず日常の家事の中からそれらを拾い上げるのが大変なのでは?と思う。

 

 たぶん、1週間分の家事を徹底的に分析してみると名もなき家事が山ほど出てくるはずだ。実はこういった積み重ねに、日常の家事は時間を割いているのではないかとなんとなく感じている。

 

 分析したくてもそれ自体すごく大変なことだから結局「名もなき家事が発生したらその都度やっていこう」とその場しのぎで済ませてしまっているのが良くないのだけど。

 

 私が実家にいる間、ほとんどの家事は母が何もいわず済ませてくれていたので、一人暮らしをしたとき、家事というのは思っていたよりも相当時間のかかるものだと思い知らされた。食材もシャンプーも洗剤も勝手に補充なんてされない。

 

 シャンプーがなくなって買っきたと思ったら調理用ラップを切らしていて困ったとか、ひとつ問題を解決したらまた別の問題が発生するなんてことザラにあった。

 

 なので今はよく使うものはなるべく2つずつ買うようにしてるのだけど、それでも日用品補充問題はなかなか解消しない。ささいなことだけど、こういう細かいことの積み重ねが家事の負担を重くしてると思う。

母の日に家事を手伝ってもらうのはありがたいけど・・

 個人的にはプレゼントをもらうよりも母の日に家事をやってくれる方がありがたいと感じているのだけど、手伝ってもらえるのは大概、上で書いたような「料理」とか「洗濯」といったわかりやすい家事なんだよね。


 もちろんそれはそれでうれしいけど、心のどこかには「自分でやった方が早い」と思ってしまう自分がいる。

 

 もし、母の日にお母さんや奥さんが「掃除と洗濯と料理は私がやるから、今日1日それ以外の家事をやってくれないかな?」とお願いしたら「それ以外の家事って何?」って思うでしょ。これが名もなき家事なのだ。

 

 専業主婦の戯言かもしれないけど、どうやったら家の日常生活がスムーズにいくのか、自分で考えるしかない答えのない仕事をこなすというのは意外と疲れるということをわかってもらいたい。

母の日に求めていること

 個人的な見解かもしれないけど、困ったことがあるとき女性が求めているのは、まずアドバイスよりも共感だと思ってる。

 

 例えば、お母さんや奥さんが家事負担について文句を言ってるとき「そのやり方はよくない。こうやったらもっと効率よくできる。」みたいなアドバイスは求めていない。普段やってる人ならまだしもやらない人にアレコレ言われるのは好きではない。

 

 だからまず、愚痴に共感してもらいたい。「わかる。大変だよね。」と一言でいいのよ。そのために母の日に家事全般丸投げしてみたいというのは贅沢な希望か?

 

 でも実際にやってみたらわかると思うんだ。家事って細かいことの積み重ねだってわかった上で「大変だよね。」と言ってもらえたら、これほどうれしい母の日のプレゼントはない。

 

 カーネーションや小物のプレゼントもいいけど、母の日が名もなき家事の負担を少しでも考えるきっかけになってくれたらうれしいな。