Walking in my town

40代主婦が日常の話を書いていきます。

【再投稿】誰だって生きてりゃ黒歴史のひとつやふたつはある。

この記事は2018年8月に期間限定であげた記事を一部修正してます。「期間限定」は表示は外しました。

 

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 この歳まで生きていれば人間誰でもひとつやふたつ(いやそれだけじゃ済まないけど。)黒歴史を持っていたりするものだが、すっかり過去の話になったので、自分の黒歴史のひとつについて書いてみる。

【誰だって生きてりゃ黒歴史のひとつやふたつはある。】

 ショタコンだった過去の黒歴史

 私の黒歴史・・・それは学生時代、アニメの「ショタコン」だった時期があることだ。今でこそアニメといえば日本を代表するコンテンツとなったが、私がアニメファンの時代はアニメの暗黒時代といっても過言じゃない時代だった。


 まず、「ショタコン」という言葉や当時の背景を知らない人がいる思われるのでそこから説明すると

ショタコンとは、少年や小さい男の子を対象に抱く愛情・執着のこと、またはそのような感情や好みを持つ者のことを指す造語。

引用元 Wikipedia


 となってる。ここには書かれていないが、狭義ではおそらくアニメや漫画の登場人物の少年を対象としていると思われる。

 そしてこの「愛情や執着」にも程度があって、確かに度が行き過ぎると、性的な関係を妄想する人もいただろうけど、おそらく大半の人はアニメや漫画に出てくる自分より年下の少年を「この子かわいくってカッコいいね。」ぐらいの好意を持つ程度だったと思うし、自分もそうだった。

 ショタコンにハマっていた時期の時代背景

 私がショタコンだった時代は1990年前後にあたる。この時期少女マンガを読んでいた人ならわかってくれると思うけど、メジャー漫画誌でいえば花とゆめあたりが一番、ショタコンを全面にプッシュしていたと思う。

 そうぼくの地球を守ってとか赤ちゃんと僕が連載されていたあの当時の「花とゆめ」はティーンエイジャーの女子にとって大人気だったから、ここではショタコンもそれなりに認められていたと思う。

 

 だが、私がハマったのは漫画でなくアニメだった。この当時、子どもだけでなく、ショタコンである10代女子にもウケていた魔神英雄伝ワタルから新世紀GPXサイバーフォーミュラと続く一連のサンライズヒーローアニメシリーズに出てくるある登場人物ハマってしまい、すっかりお熱をあげていた時があった。

 アニメ雑誌を買って気に入ったページを切り抜いたり、アニメイトに行ってグッズ買ったりしてたっけ・・・。

 

 ところが熱をあげていた自分に3つの受難が降りかかったことからショタコンからすっかり足を洗うことに。


 その3つの受難とは。

こうして私はショタコンをやめた

 読売テレビの放映時間帯による視聴困難

 「放映時間帯がいつだろうが録画すればいいじゃん。」と済まされそうだが、ビデオデッキの普及率が高かった当時でも、我が家はビデオデッキを持ってなかったためにお目当ての番組を見るためには放映時間帯が非常に重要だったのだ。

 

 当時、日本テレビでこれらのアニメシリーズは夕方放映されていたが、日テレ系列の在阪局である読売テレビは、「ざまぁKANKAN!」という今はほとんど見かけることもなくなった山田雅人森脇健児KBS京都ではたまに見るか・・・)の帯番組を平日の夕方に放映していたので、この時間帯の日テレ製作のアニメは早朝やら、午前中に飛ばされた・・・って学生だった私がそんな時間に見れるわけないだろうが~!

 

 ということで、この一件があってから今でも日テレ製作のアニメを読売テレビで見ることに不信感を持っている。自社製作は猛烈にプッシュするが、他社製作のアニメには冷たい読売テレビのイメージは拭えない。まるで「日テレのアニメ見たきゃ録画しろ。」といわれている気がする。

 

 しかしよくよく考えてみれば、見られないくせになぜそこまでして好きになったのか自分でもよくわかんない。

幼女連続誘拐殺人事件

 当時世間を騒がせた幼女連続誘拐殺人事件の犯人である宮崎勤がアニメオタクだとマスコミが報じたことから、世間のアニメバッシングはすごかった。

 うちの親もこの事件の影響で、すべてのアニメに嫌悪感をもっていたわけじゃないけど「アニメファン=悪」みたいに認識していた。

 なのでアニメ雑誌を親の前で見せることができず、まるでエロ本を買う男性のごとく、こっそりと買っていたのだけど、やがてそれもバレてしまい買うこと自体困難になった。

アニメファンだった友人の引っ越し

 私がアニメにハマるきっかけはこの友人の影響が大きいのだけど、その子が父親の転勤によって引っ越ししてしまった。残された私の周りにアニメファンの友人はおらず、むしろ「そんなのやめなよ。」という子が大半だったのでアニメファンを続けるモチベーションが次第になくなった。

まとめ 

 こういうわけでショタコンを卒業したのだけど、もし、学生をやっていたらどうかと考えることがある。息子の影響だけでなく、大人でもおもしろいアニメがいろいろでてきたおかげで、一時期よりもアニメを見るようになったのだけど、もし今、私が学生なら・・ショタコンはさておきアニメファンはずっと続けていたかもしれない。

 

 アニメがすっかり市民権を獲得した今なら、リア充の友人にカミングアウトしても驚かれることは少なそうだな。