Walking in my town

40代主婦が日常の話を書いていきます。

ママ友づきあいが苦手

 もう今からだから笑い話になるけど、ママ友とかそういうコミュニティが大の苦手だった。あの頃は専業主婦故(って今もただのパートのおばちゃんやけど)、そこしか社会とのつながりがない自分も不甲斐なかった。


 働こうとは思ったけど、まだ子供が小さかったこともあり、あれこれ考えているとどうしても一歩が進めないそんな感じでヤキモキしていた時代。


 正直今もコミュニケーションを取るのはあまり得意ではないが、世の中にはうまい人だらけでないということもわかったし、社会とのコミュニケーションは最低限、このラインを押さえておけばなんとかなるというところも感覚でわかってきた。(ぶっちゃけ、あいさつとお礼の言葉が言えたらなんとかなる!)


 なぜ専業主婦時代、ママ友に苦しんだのか?今の自分から振り返ってみたいと思う。


ママ友の会話には毒が含まれている。

 ママ友関係というのはうまくやれば武器になるが悪化すると自分をじわじわと苦しませる毒となる。

 

 まず、妊婦時代のときにいった市の育児教室で出会ったプレママに違和感を感じたのが、育児で使われるブランド品が知っていて当たり前の共通語になっていたこと。

 別にうち金持ちの住む界隈じゃないんだよ。なのに、たまたまグループになった人達から次々と出てくる育児ブランドグッズの名前。初産の人がほとんどだったからみんなマタニティハイになっていたんだろうけど、一時期しか使わないものはできるだけ安く済まそうと考えていた私とは合わなかったわ。確かに身なりに気使ってる方多かったけど。

 

 次に感じたのが息子生まれてからの育児講座。1歳ぐらいまではどの子も同じような育ち方をするから、「うちの子が伝い歩きするようになった。」とか「今日はバナナを食べた。」とか最初はそういう他愛もない話で済むんだけど、気心がしれてくるとそういう会話だけじゃ物足りないから相手のプライベートに踏み込もうとする人が出てくるんだよ。

 

 幸か不幸か私は空気みたいになっていたのでそこまで話しかけてくる人もいなかったけど、聞こえてくる会話の中には「○○さんのダンナって浮気してるんだって。」とかその場にいない人の噂話。育児のガス抜きなのはわかるんだけど、そういうのはLINEか、お互いの家でやればいいやんって思っていた。なんで知りたくもない他人のプライベート聞かなきゃいけないのさ。


 息子幼稚園時代。ここが一番「ママ友コミュニティ」にうんざりしていたピークだった気がする。このブログ始めたのもちょうどその時期だったっけ?あの頃は子供関係とは無縁の外の世界が本当に欲しかった。

 同じ園バスのママさん達は基本いい人だったし、園で必要な持ち物とか貴重な情報もらったから感謝してるけど、それでも私元々のコミュ力の低さで浮くんだよね。園バスが帰ってきた後も、子供を横におしゃべりに華を咲かせているママさんの輪に入れず息子とさっさと家に帰っていたな。

 

 そうそう、呼び方も違っていたわ。私以外はお互い「○○ちゃん」呼びだったけど私だけ苗字で「○○さん」だったっけ。コミュ障あるある。

 

 このときにあるママさんが言ってたことばが今でも忘れられない。「私達、芸能人のくだらないスキャンダル話しているわけじゃないし。」といいながら園の先生のプライベートとか近所のちょっとした有名人の噂話でもりあがっていたよね。私からいえばそっちの方がもっとくだらなくないか?と思ったけど。誰も関係者がいない芸能人のスキャンダルの話してる方がマシ。ま、こういうのが価値観のズレなんだろうな。

 

本当に私を苦しめていたもの

 結局、ママ友の話の何が嫌なのかというと、有益な情報よりも無益な情報の方が多くそこに貴重な自分の時間を使うのが嫌だった。そしてママ友の輪にたまたま入ったら自ら毒を浴びに行ってる感じ。

 たぶん楽しそうに話しているママさんの中にも「そろそろ話をやめて帰りたい。」と思っている人もいたかもしれないけど、あのひと段落つくまで抜けられない雰囲気はなんなんでしょうね。

 

今だからわかること

 もし同じようなことで悩んでいる人いたらいいたいけど、ママ友の世界は非常に狭い世界だよ。しんどかったら離れたらいいよ。

 

 ママ友とは離れて働くようになってから私がいかに狭いコミュニティにいたことがよくわかった。今でも、たまにカフェやスーパーで小さい子抱えたママさんたちの会話聞こえてくるけど、正直興味そそるような話してないもん。

 

 仲のいいママ友はできなかったけど、そのママ友づきあいに充てなかったお金と時間を使って取りたい資格をとれたから私にママ友づきあいはさほど必要ではなかったと思ってる。