Walking in my town

40代主婦が日常の話を書いていきます。

英検5級親子受験体験記

 

英検会場付き添いの保護者用シール

 7月に息子が英検5級に合格した。とはいっても一般的にうちの息子の年齢(小学生高学年)からいえば当然の結果なのかもしれないが。

 

 うちの子は英語を学校以外ほとんどやっていないこともあり、5級から挑戦することになった。初めての英語試験なので私は保護者付き添いでいったのだが、学生の頃3級から英検を受け始めた身としては5級は未知の領域で一体どんな受験者がきているのか、会場はどんな雰囲気なのかが興味深々だった。

 

 会場に行く前「息子、会場で一人浮かないかな・・・。」心配していた。なぜなら昨今の塾のチラシやCMでは「英検2級に小学生で合格!」なんてのを見ていたので、「5級ってもしかして幼稚園児とか小学生低学年の子ばかりなのかな・・・。それならちょっと気の毒やな。」と思いあらかじめ息子には「周り小さい子だらけかもしれないけど、気にしないでね。」と声をかけていたのだ。


 実際に会場にいってみると意外とそうでもなく、うちの息子ぐらいの子もちらほら見かけたのでひとまず安心した。

 

 5級対策だが、そもそも英語概念を全く理解していない子に英語を教えるというのは難しい。例えば、英検3級の子が準2級レベルに達するのはそこまで大変ではないと思っている。もちろん本人のやる気次第だがそもそも中学生ぐらいの英語の基礎は身についているのだから、あとは語彙を増やしてちょっとした文法の応用ができれば比較的速くいけると思ってる。

 しかし5級を受けるうちの息子は学校で単語と基本的なあいさつを少し教えてもらっているだけで文法の知識が全くない。その子にどうやって教えたらいいものやらと悩んだのだ。


 会場に行くと係員のネイティヴらしき外国人が"Good Luck!"といってくれたにも関わらず、無言で素通りしようとする息子。仕方ないので私が"Thank you."と返しておいたが、あいさつは小学校で習ったでしょうが~!使ってくれ~!

 

 さて5級だが、年齢層が低いので保護者同伴が大半だった。自分もそうだけど会場に行くとなんか他の受験生賢そうに見えるよね。

 中にはきっちりとやりとげたテキストを持参して最後の見直しに入っている子とか、保護者からのアドバイスに耳を傾けている子とか、もう少し真剣に対策すればよかったと後悔したが、そんなことは全く気にしてない息子。

 少し反抗期が入ってるせいか、親の私がいつまでも同伴してるのがうっとおしいらしく、もうさっさとどっかいってきたら?といわれて教室を渋々でてきた。

 試験時間自体はさほど長くないものの、拘束時間がやたら長い試験でなんでこんなに長いの?と思っていたのだけどどうも試験ギリギリまで親子同伴で試験対策ができたらしく、息子曰く私が教室を出て行った後も付き添いの親はかなりいたらしい。

 待ち時間だが、かなり時間が長く、どこか会場付近のカフェでお茶でもして待ちたかったが、見当たらなかったので仕方ないから近所のコンビニで飲み物とおやつを買い外のベンチで時間を過ごした。今度つきそいのときはニンテンドースイッチでも持っていきたいわ(ダメ親)w

 やっと試験が終わって息子に「どうだった?」と聞いたら「わかんない。」とこれまたはっきりしない返事。息子曰く文法が全くわからず勘で答えたらしい。一方「リスニングはできたと思う。」それはよかった。

 

 そして、結果発表。まあ落ちていても仕方ないかと半ばあきらめ調子で見たら合格していたから驚いた。案の上リーディングがひどいデキで「これは喜んでいいのか??」と少し複雑な気持ちになったがそれでも英検バンドG5+1のギリ合格はうれしかった。