Walking in my town

40代主婦が日常の話を書いていきます。

夏休みのおばちゃんドラクエ体験記① 映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」の感想

 

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 8月中旬に息子と一緒に見に行ってきた。ドラクエの名を背負った映画であり夏休み封切りされたばかりにもかかわらず、大型シネコンにある約70席の一番小さな劇場1つで1日3回上映だから、今いちパッとしない。

 

  映画見に行く前に、一応評判をネットで見ていたんだけどやっぱり批判的な意見が多かった気がする。

 

 キャラクターデザインが鳥山明じゃないは事前にわかっていたからまだいいとしても、主人公の名前が小説版ドラクエ5の作者の許可なく無断使用されていたこと、それに加えてあのぶっとんだラストにドラクエファン(特にドラクエ5のファン)が怒るのも無理ないなと思う。

 

 ただ私の率直な感想は「あのラストさえなければまあまあかな。」だった。というのもドラクエ5については10年以上前1度やったきりであまり覚えているところがなかったためか、話についてはあまり気にならなかった。また映像も声優も思っていたよりもずっとよかった。

 

 気になった点といえば、音楽はゲーム同様でよかったと思うけど、ドラクエ6の音楽多くない?ドラクエ6は時間かけてやったのでそれなりに思い入れがあるせいか、ドラクエ5を題材にした映画で6の音楽がいろいろ流れてくるとどうも違和感を感じる。

 

 他にも映画上映中に合わせて2人劇場から出ていくところを見かけたんだよね。「お手洗いかな?」と思ったのだけど、その後戻ってこなかったから本当に帰っちゃったんだろうなと。

 上映中に帰っていく観客をあまりみたことがないのでこの映画に相当不満があったのかもしれない。

 

 

 あらかじめ批判をみていたせいか、終わった後、後味悪くなるような体験はなかったけど「なんでドラクエ5を題材にしてこれやっちゃたんだろう。」とは感じた。ドラクエ5ってシリーズでも1・2位争うぐらいの人気作品だと思うし、記憶が曖昧な私でも主人公に降りかかる災難と結婚のところはちゃんと覚えているから、ドラクエ5のファンだったら、この映画があのドラマチックな話をどう再現するのか期待していた人も多かったはず。なのにいろいろ改変されていて(まあ、映画の長さに制限がある以上仕方ないことなんだろうけど)ゲームに思い入れが深ければ深い人ほど、肩透かしくらったんじゃないかなと思う。

 どうせなら自由度の高いドラクエ9あたりを題材にしてやった方が文句言う人も少なかっただろうに・・。

 

 名作といわれている作品は特にいじることなく原作に忠実に再現するのが一番いいと個人的には思うんだけどね・・。

 

 総評として、夏休みの娯楽作品としては私も息子もそこそこ楽しめたので映画代返せってところまでは感じなかった。でも、あのラストシーンを見たときは笑ってしまったわw。