先日、基本情報技術者の勉強法について教えて欲しいとコメント頂いたので、大したことない勉強法だけど少しでもお役にたてることがあればと思い、記事を書いてみることにした。ネットを見るといろんなやり方があるが、ここに書くのはIT系と縁のない初学者の勉強法と思って見ていただけると幸いだ。
テキストを全部読めたら午前問題は半分受かったも同然
まず、基本情報技術者の最大の関門は出題範囲の広さだと思う。初めてテキストみたとき「これ1冊やるのか・・。」と尻込みしてしまったが、逆にいえば1冊最後まで読めたらまず半分受かったといっていいと思う。とにかく最後までテキストを読むことができたら第一関門は突破だ。
参考書は3回使うと頭に入る
また、テキストは1冊を繰り返し使った方がいいとよく言われているけど、それは本当だと思う。この学習法をやったことない人は「何周もするととてつもなく時間かかるじゃないの?」とか「飽きる。」と思うかもしれないが、このやり方のいいところは回数を重ねることで自分の理解度がはっきりとわかることだ。
平成31/01年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室
- 作者: 栢木厚
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/12/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
例えば私の場合は1冊のテキストを3周やったけど、当然1周目は知らないことだらけだから読むのも時間がかかるし、なかなか理解できずにイライラすることもあった。なので1周目は「わからないところがあってもいいからとにかく最後まで読む。」を目標にやってきた。
それが終わると2周目だが、私はこの2周目をやっているときが一番楽しかった。というのも最後までテキストを読むと一通りの知識がついているので、1周目と比べて理解度がまったく違う。わからなかったところも「そういうことか。」と理解できたり、読む時間も1周目に比べてかなり短縮される。
3周目になるとわかっているところが大半を占めるので読む時間は2周目よりさらに短縮される。こうして3周やることで知識の定着と自分の弱点を見つけることができる。
午後問題の疑似言語なしでも合格点を取るのは可能だけど・・
午前問題はこれでたぶん合格点はとれると思うけど、第二関門が午後問題。午前問題の応用ということなんだけど、とにかく文章が長いし、時間がない。この対策としては過去問に慣れるしかないと思う。
特に難関は疑似言語で、ここを回避しても他ができていれば合格点はとれると思うけど、私にとったらここを学習しないのは基本情報技術者の一番の醍醐味を味わってないのと同じような気がする。焼き魚とか卵焼きの入ってない幕の内弁当みたいな感じというべきか・・。
※この記事にあげているのは私の使った参考書・問題集です。
平成30年度【秋期】基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)
- 作者: 山本三雄
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/06/15
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編] 2019年版 福嶋先生の集中ゼミ
- 作者: 福嶋宏訓
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2018/11/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
基本情報の勉強を最後まで続けるためには?
最後にモチベーションについて述べたい。これは特に家族がいる人に声を大にしていいたいのだけど、勉強できる環境をつくれるかどうかが大きなポイントだ。
うちの場合、ダンナがIT系の人間なので最初教えてもらおうと思ったが、知識のレベルが違いすぎて話にならなかったw。聞いたら教えてくれるのだけどこちらが理解できないという悲しい事態が続き、結局ほぼ独学になった。
しかし私の勉強には非常に理解があり、そのおかげで家族に散々迷惑かけながらもなんとか最後までやりきることができた。だから家族のいる人は、まず自分の学習環境を整えてから学習することがモチベーション維持に重要なことだと思う。
次は試験編を書きます。