Walking in my town

40代主婦が関西の大学のことと日常を書いてます。

大学の都心回帰は本当にいいのか? 郊外型キャンパスのメリットは?

 

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matsutakeenoki.hatenablog.com

 

 ここ数年、大学のキャンパスが都市部に移転するケースが増えているというニュースは学生や大学関係者に限らず聞いたことはあるかと思うが、大学が都市部に移転するメリットはたくさんある。とりあえずざっと調べてみたところ

都市型キャンパスのメリット

大学側のメリット

  • 少子化時代に学生を集めることができる。その結果、偏差値が上がったり、経営が安定する
  • 豊富な人材から優秀な講師を集めることができる

学生側のメリット

  • 通学が楽
  • アルバイト先や娯楽施設・商業施設がたくさんあるので、学生生活を豊かにすることができる
  • 都会で情報が集まりやすいので就職活動に有利
  • 他大学との交流も盛んなので、サークル活動や合コンが盛り上がる

 

 主にこんな感じ。もし私が学生時代に戻って「都市型キャンパスと郊外型キャンパスどちらがいい?」と聞かれたらやはり「都市部のキャンパスがいい」と答えるだろう。こんな感じで都市型キャンパスのメリットは上げやすいのだけど、郊外型キャンパスのメリットは何だろうか?

 

郊外型のキャンパスのメリット

  • 静かな環境で勉強ができる
  • 大学は大型施設をつくりやすい
  • 都会に比べると下宿費が安い
  • 地域の活性化につながる 例)地域の祭りに大学のサークルが参加する、地域のアルバイトに若者を雇用できるなど

 

 こんなところか。都市型キャンパスのメリットに比べるといまいちインパクトに欠ける。しかし、だからといって郊外型のキャンパスは本当に魅力に欠けるのか?個人的な考えだけど、私は、郊外型キャンパスは都市型のキャンパスにはないメリットを持っていると思う。それは「不便であること」。

  

 何言ってるんだと思われそうだが、不便故に得られる経験が一番の魅力ではないかと思う。教職員は知らないが、大学に通う大半の人間は若い学生だ。若い時に苦労を知っているとその後の人生に役にたつ機会がくると思う。例えば、就職を例としてあげると新人社員で都心の一等地のキレイなオフィスで社会人生活をスタートできる人間は少数派だ。もちろん仕事にもよるけど、企業側からしたら所帯をもって移動させるのが大変な中堅~ベテラン社員よりも身軽な若手社員の方が郊外に移動させやすいというのもあるだろうし、若い方が環境の変化に対する順応力も高い。実際に、ある地方公務員で僻地に移動させられやすいのは若手職員と聞いたことがある。


 もし都会の華やかで便利な生活に慣れてしまった学生が社会人になって早々にいきなり何もないところに飛ばされたらどうなるか?環境の変化にいずれは慣れるだろうが最初は戸惑う人が大半だと思う。場合によっては急な環境変化に体調を崩す人もいるだろう。情けない話だが、私自身、働き始めたころにあまりの環境変化がストレスになって胃潰瘍をわずらったことがある。

 

 一方、こういうとき不便を知ってる人間は強いと思う。例えば、娯楽が少ないなら少ないなりの過ごし方を知ってるし、交通の便の悪さもさほど苦にはならないはずだ。だから不便は人間を成長させてくれるんじゃないかというのが私の考えだ。


 おそらく若い人は聞き流すかもしれないけど「若い時の苦労は買ってでもしろ。」という言葉はこの歳になってじわじわ響いてくる。便利はとても魅力だけど、成長したいなら不便を知っておくのは大事なことだ。だから長い目でみれば郊外型キャンパスに通うことはそう悪いことじゃないと思うけどね。