Walking in my town

40代主婦が関西の大学のことと日常を書いてます。

大阪大学 豊中キャンパスの話 広大で緑豊かなキャンパスと博物館でリフレッシュ。

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 昨日、大阪大学豊中キャンパスに行ってきた。先日何気なく阪大のHPを眺めているとき総合学術博物館があることに気づいて、以前からその存在は知っていたけどこの博物館に入ったことがなかったので一度行ってみようと思い、足を運んでみた。

 大阪大学豊中キャンパスに鉄道で行く方法は二つあって、ひとつは阪急石橋駅を使うこと。もうひとつは大阪モノレール柴原駅を使うことなんだけど、阪急石橋からのアクセスの場合、商店街を通るので、散策するならこちらから行った方が楽しいかもしれない。

 

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 豊中キャンパスに入ってまずキャンパスを見た感じは、吹田キャンパスよりも整備された緑が多い気がする。しかし、先の台風の影響でキャンパス内の歩道脇には折れた枝が切り倒されていた。この光景はここだけに限らず大阪のあちこちで見かけるんだけど、紅葉にも影響あるのかな?ちょっと心配。

 

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 幼稚園から高校まではすでに2学期が始まってるけど、大学はまだ長い夏休みのせいかそこまで人は多くない。(・・いや、このキャンパスが大きいから歩行者が少なく見えているだけかもしれないけど。)そのせいなのか総合博物館に行っても人は少なく、ほとんどの展示物を独占状態で見ることができた。


 大阪大学総合学術博物館は京都大学総合博物館と比べるとかなり小さい。一部ワニの標本とか埴輪はあるけど、残りは「学術」の名の通り理系の展示物や阪大の歴史にまつわる展示物が陳列されているので、子ども受けはイマイチかも。京大の博物館は虫の標本がたくさんあったので小さい子どもでもおもしろいと思うんだ。しかし阪大の総合学術博物館の入場料は無料で、なんといってもここにはコンピュータの黎明期に関する展示物があるのがいい。

 

matsutakeenoki.hatenablog.com

 

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 1階入ってすぐのところには真空管を使った計算機が展示されてる。この計算機はとても大きかったが、たぶん性能は現代人が持ってるパソコンよりもはるかに性能が劣るんだろうな。それどころか、電卓よりも劣るかもしれない。この真空管式計算機は、結局実用化には至らなかったわけだけど、その後研究者が切磋琢磨して研究したおかげで今ではこの当時からは考えられないぐらいの高性能のコンピュータができた訳だ。まさに"Dawn of the Computer"(コンピュータの夜明け)がこうして目の前で見られるのはうれしい。

 

 私にとってこの博物館で何よりも見どころだったのは、入口前にある大きなマチカネワニの復元骨格ではなく、タイガー計算器の実物だった。団塊の世代以上なら職場等でお目にかかったであろうあの「タイガー計算器」だよ。(※1)実物に触れることはできないけど、この計算器を使ってどうやって計算をするのかが詳しく説明されてあり、昔の会社員はハンドルをクルクル回して計算していたんだと思うとほほえましい。

 

 「阪大とコンピュータ」といえばもうひとつ忘れてはいけないのが、鉄道の自動改札機システムの開発。日本で初めて自動改札機が置かれた駅は、東京でもなく、梅田やなんばでもない。阪急千里線の北千里駅だ。なんで都心でなく郊外の駅に置かれたのか不思議に思う人もいるかもしれないけど、たぶんひとつは阪大吹田キャンパスの最寄り駅だったこと。(阪大の歴史によるとこの駅ができた1967年頃に阪大は吹田キャンパスへの移転を開始しはじめたらしい。)で、もうひとつはその数年後に開催された大阪万博の影響(北千里駅は開催地に近い。)があったんだろうなと思ってる。

 この自動改札機システムの研究・開発は阪大・オムロン近鉄・阪急の共同となっているが、最初に着手したのは近鉄と阪大らしいので、近鉄は阪急の駅に日本初の自動改札機を置くことを不満に思わなかったのかなと思うんだけど、真実はどうなんだろう?

 

 博物館併設のカフェの話も書きたかったのだけど長くなったので次回へ。

 

※1:9月15日追記 タイガー計算器を知らない方は以下のリンクを参照

機械式計算機 - Wikipedia